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music BATON コモンズからつながる音楽のバトン。

#012 土岐麻子

#012 土岐麻子

music BATON 第12走者:土岐麻子 wrote:

歌うことを仕事として十年。
ときには研究家のように、ときには批評家のように音楽を聴いてしまうことがある。
でも大切にしようと意識しているのは、何も考えず、ただ楽しみながら音楽のなかに生きる時間。
音楽を主役に、から、自分を主役に、へスイッチを切り替える。
日常をドラマチックに見せかけて、かつ成り切らせてくれる、魔法の何分間。
ウォークマンでドキドキしながらテープを聴いていた中学時代に始まり、これからもずっとそうやって音楽と付き合っていきたい。

今回挙げるアルバムは、ある日の朝・昼・夕・深夜のシーンをイメージした4枚。

PROFILE土岐麻子 Asako Toki

Cymbalsのリードシンガーとしてデビュー。04年の解散後、ジャズ・カヴァー集『STANDARDS~土岐麻子ジャズを歌う~』をリリースし、ソロ活動をスタート。
07年、rhythm zone移籍第1弾アルバム『TALKIN'』でメジャーデビュー。翌年、本人出演でも話題となったユニクロTV-CMソング『How Beautiful』がスマッシュヒットを飛ばす。09年1月には、オリジナル3rdアルバム『TOUCH』をリリースし、これまで以上に精力的な活動で強い存在感を放っている。
多数のアーティストのレコーディング、ライヴへの参加、また50社以上に亘るCM音楽の歌唱やナレーションなど、声のスペシャリストとしてのキャリアも持つ。
■オフィシャルHP:
http://www.tokiasako.com/
http://rhythmzone.net/tokiasako/

ライヴ情報:
土岐麻子Billboard Live Tour
5/16(土)ビルボードライブ大阪
5/17(日)ビルボードライブ福岡
5/21(木)ビルボードライブ東京

This CHOICE!

2009/03/13 UPDATE

  • 商品名

    LARK / Linda Lewis

    朝起きて、まだ朦朧としているときに一曲目「Spring song」から。
    脳に、これから始まる一日が爽やかな一日だと錯覚させたい。
    みずみずしくて自由でおてんばな歌声と、70年代の温かい音。小さい鳥みたいなエネルギーに溢れている。
    じゃっかんのメロウさも、低血圧めの方にはちょうどいいはず!

    Tower.jpVinyl

  • 商品名

    Life's Too Good / The Sugarcubes

    仕事場への移動時間は臨戦体勢にしてくれるものが聴きたくなる。
    バンドサウンドに乗ったビョークの歌は、ヒステリックだったり、怖かったり、不気味だったり、可愛かったり...とにかく猛獣のように、解放の極み。
    エイティーズ感たっぷりな男性ボーカルも、気持ち悪くて素敵。
    パワフルで不穏な音に刺激され、いざ決戦の場所へ、という気分になる。

    Tower.jpiTunes

  • 商品名

    Greatest Hits / Bill Withers

    ちょっと疲れた都会の夕暮れ時に聴きたい。
    どんな街も少しの哀愁を帯びた、素敵な街に見えてくる。
    そして私は、粋でかっこいいおじさんの気分になる。
    説明不要の名曲揃いのベストアルバムがいい。

    Tower.jpVinyl

  • 商品名

    Solo Piano / Gonzales

    「死」のイメージ。
    タイトル通りピアノの独奏のアルバムで、どれも美しい曲ばかりだが、聴くシチュエーションによっては、淡々と、諦観のような無感情のような、不思議な静けさに支配される。
    音楽自体はけして静かなだけのものではないのだが、心のなかがシーンとなる。
    湖みたいな静けさ。なんとなく、死ぬときはこんな感じなんじゃないかと思ったりする。
    一人で聴きたいアルバム。

    Tower.jpiTunes

Vinyl= アナログ盤が購入できるサイトにリンクします。オークションかも?

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#013は川口大輔さんです。


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