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music BATON コモンズからつながる音楽のバトン。

#036 上村真俊

#036 上村真俊

music BATON 第36走者:上村真俊 wrote:

音楽セレクトショップのバイヤーという仕事柄、毎日莫大な量のサンプルCDが届きます。
更に最近はプロモのMP3がメールで毎日バンバン世界中から送られてくるこのご時世、物理的にすべてを聴く事は不可能ですが、時間の許す限り聴くようにしています。
職業病というべきか、実は家で音楽を聴く事はほぼありません。
DJという職業にも従事しているにもかかわらず、ダンスミュージックがかかっていることはほぼ皆無です。(笑)
唯一聴くのは移動する車の中でくらいでしょうか。

毎年夏になると、自動的にバカンスを激しく欲するのですが、今年は色々とバタバタしていて、残念ながら今のところ数日ビーチに行った程度、しかもDJ(仕事)です。(涙)

そこで、脳内仮想バカンス定番の2枚と、アスファルトの照り返しで吐きそうになりながら、-実際にこの夏を乗り切った2枚をピックアップ。

PROFILE上村真俊 Masatoshi Uemura

常に最新の音楽を紹介してきた代官山のCDセレクトショップbonjour recordsのバイヤー。
DJとしても2 many DJ's、KITSUNE、STEVE AOKI、MODULARら海外のアーティスト、レーベルを次々に日本に紹介してきた。

■MySpace:http://www.myspace.com/bonjourmasa
■bonjour records:http://www.bonjour.co.jp/index.php

This CHOICE!

2009/09/17 UPDATE

  • 商品名

    Ethiopiques, Vol. 21: Ethiopia Song
    / Tsegué-Maryam Guèbrou

    エチオピア音楽の知られざる名作発掘シリーズより。
    音楽史にも全く残ってもいない名も無いピアニストが残した素晴らしく美しいピアノソロ。
    いわゆる陽気なラテンぽい夏らしさとはある意味対極の、涼しい日陰の様な独特のヒンヤリ感。
    自分的にはおそらく一生聴くだろうなーと思う、夏休み用i-podの定番

    Amazon

  • 商品名

    The Music of George Helm: A True Hawaiian
    / George Helm

    数年前にハワイ音楽に凄くハマった時期に、たくさん聴いた中でも特に印象的だった一枚。
    1977年、20代半ばという若さで、海の事故で亡くなってしまった、その短い生涯の逸話もあいまって、伝説的な存在として語り継がれるハワイアンギタリストのライブ音源の復刻盤。
    能天気なハワイ音楽も良いけど、どこか物憂げなヒンヤリ感が大好きです。

    Tower.jpiTunes

  • 商品名

    Davy / Coconut Records

    最高に大好きな映画監督の一人、ウェス・アンダーソン作品には、もはや欠かせない俳優ジェイソン・シュワルツマンがミュージシャンとしてリリースしている2枚目のアルバム。
    前作「ナイト・タイミング」も最高でしたが、今回はソロプロジェクトとしてのリリース。
    ウェスト・コースト的な抜け感もあり、70年代的な夏の甘酸っぱい感もあり、マネ出来そうで出来ない絶妙なポイント。

    Tower.jpiTunes

  • 商品名

    We're Almost There / Michael Jackson

    残念にも亡くなってしまったことで自然と彼の曲を耳にする事が多かったこの夏ですが、その中でも特に好きな曲。この夏は良く聴いた気がします。
    彼が16歳、1975年、モータウンからの最後のアルバム「Forever, Michael」の中の1曲。
    なんというか、完全無比なポップスターになる前の、神聖で高貴な空気感、聴く度に心洗われる感じがします。
    ※写真はアルバム『Forever, Michael』のものです。
    「We're Almost There」は収録曲です。

    Tower.jpiTunes

Vinyl= アナログ盤が購入できるサイトにリンクします。オークションかも?

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#037は青木美帆さんです。


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