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PEEP series

2009/03/04 UPDATE #002

坂本龍一にゆかりある31人が選ぶ“My Best Of Ryuichi Sakamoto” RS project TOP

 
11

桑原茂一 / clubking co.

Q1
「戦場のメリークリスマス」
私には一番がないのです。今回は「音楽の普遍性」をテーマに選びました。
ps.普段は、
Fennesz Sakamoto / sala santa cedilia のようなアプローチを好んで聴いています。

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Q2
私の息子はこの曲のお陰で死なずにすみました。
美しい感性に敏感な人々から愛される曲は、その存在だけで、人を平和にし、そして幸福な気持ちにするのだと思います。
Q3
「最初のペンギン」 という諺につきると思います。常に誰もやらない一歩を踏み出す方です。
美しい映像の浮かぶ音楽の誕生に期待で胸を膨らませて待っています。

■桑原茂一Diary  : http://www.clubking.com/~kuwaharamoichi/D2/

 
 
12

見城徹 / 幻冬舎 代表取締役社長

Q1
「ラストエンペラーのテーマ」

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Q2
短い時間の中で人間の生きるという営みの喜怒哀楽すべてを表現している。それはドストエフスキーの大長編小説にも匹敵する。いつ聴いても全身が泡立つ。
Q3
大衆におもねることなく、自分の道を行け。
 
 
13

後藤繁雄 / 編集者 / クリエイティブ・ディレクター / 京都造形芸術大学教授

Q1
正直、好きなのがありすぎてあげるのは不可能ですよ。
でも、どーしてもと言われたら、
『未来派野郎』に入ってる「黄土高原」。

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Q2
坂本さんの曲の魅力は、メランコリーと光がキラキラしてるのがめくるめく同居しているところです。
そして、その一方で、心を軽くしてくれる。元気がなくなりそうな時には、「黄土高原」を聴くことにしてるんです。
Q3
2人とも「老人」の年齢にまで生き延びられたら、『独特老人skmt』をつくらせてください。
100才まで、元気にやりましょう!!

■GTND : http://gotonewdirect.com ■G/P gallery : http://gptokyo.jp

 
 
14

コトリンゴ / アーティスト

Q1
「The Last Emperor(Theme)」

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Q2
学生の頃「ラスト・エンペラー」を見て、呆然としている所にエンドロールでこの曲が流れて鳥肌立ちっぱなしでした。
見終わってすぐサントラを買いに走った思い出があります。
Q3
デビュ-31周年、おめでとうございます。これからも美しく、せつなく、そして力強くてかっこいい音楽を生み出していって下さい!
うちの娘(to stanford)もどうぞ宜しくお願いいたします。

■コトリンゴofficial site : http://www.10do.jp/kotringo/

 
 

©Chika Kihara
15

小沼純一 / 音楽・文芸批評 / 早稲田大学教授

Q1
『未来派野郎』

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Q2
「一番」とはいえ、あくまで「仮」です。『音楽図鑑』『Beauty』もほぼ同等。
ただこのアルバム、冒頭から「前」にでてくる音楽で、生きているかんじ、躍動、鼓舞してくるところが全体にあるので、そばに置いておきたい。
Q3
坂本さんのやっていることを気にすることで、音楽のみならず、生きていくことと音楽すること、そこに重なったりまわりにあったりする社会とのつきあい、に大きく刺激を、触発を受けます。
いつも言ってますが(笑)。
 
 
16

しりあがり寿 / 漫画家

Q1
「戦場のメリークリスマス」

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Q2
よく「タカタカタン~♪」と口ずさんでました。
映画は戦争をテーマにしたむごいお話なんだけど、それがあの曲のおかげで美しいナニカに昇華しちゃったような、そんな気がしました。
Q3
坂本龍一という存在がカッコいいです。いつまでも透明でキレイな音楽を作り続けてください。

■しりあがり寿official site : http://www.saruhage.com/

 
 
17

鈴木正文 / 雑誌「ENGINE」(新潮社)編集長

Q1
ウウウム。では、アルバムで『未来派野郎』。
楽曲で「戦場のメリークリスマス」。

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Q2
『未来派野郎』はタイトルがまず好き。そもそも僕は未来派の革命的なところが好きです。このアルバムは、実際未来派的アヴァンギャルド精神に充ちている。だからたのしい。
「戦メリ」は、世界を天使と悪魔の争闘の場とは見ないという点でノン・クリスチャンなクリスマス・ソング。いいですねえ。
Q3
坂本さんは、ダイアモンドのように硬くて、するどい。しかし、ふかふかの真綿のようにやわらかくてあったかい。
かれの音楽もそうだとおもいます。
 
 
18

高谷史郎 / アーティスト

Q1
『SMOOCHY』。特に 「RIO」 から 「A DAY IN THE PARK」に繋がるあたり最高です!

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Q2
言葉で書くのは難しいですね・・・ RIOには行った事はないですが、太陽光線は直線的で影を作っていて、でも何処か悲しげで気怠い感じが、RIOのイメージと重なり、そのあと、「A DAY IN THE PARK」 のNYな感じへつながるところ、なぜか涙が出ます。
Q3
「一番好きなものを1曲選んで下さい」と言われて、焦ってしまいました・・・
いっぱいいい曲があって、どれか1曲を選ぶなんてかなり難しかったです。
 
 
19

高橋幸宏 / 音楽家

Q1
『out of noise』

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Q2&Q3
これは酷な質問です。難しすぎます。
曲や1枚のアルバムだけを選ぶことはちょっと無理。想い出もあるしね。
『out of noise』は、教授らしいし、僕にとってはとてもポップを感じるアルバム。大好きです。
 
 
20

☆Taku Takahashi / DJ、PRODUCER

Q1
「Rain」

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Q2
テクノな教授も好きですが、映画の教授も大好きです。ていうか、意外とこの曲、僕の思春期ミュージック。
この曲があってこそ、ラストエンペラーのどうしようもないメランコリック感が生まれたとも思っています。
Q3
僕から見て、教授はどの世代の若い子たちよりも常にトンガっている存在です。
そんな作品をこれからも期待しています。

■m-flo official site : http://m-flo.com/
■My Space : http://www.myspace.com/takutakahashi

 

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